このコンテストは、新しい遊び空間の発想をコンセプトに8月1日から応募が開始され、10月31日に締切り、応募作品数107点を数えた。片本通審査委員長、笈川誠(特別審査員/月刊商店建築編集長)、サミーデザイン設計部(審査委員)ら審査委員の厳正な審査により、以下の入賞者が選ばれ、当日は表彰を受けた。
金賞を授賞した『TRIANGLE-BOX』はパチンコ台1台の単位ユニットを組み合わせることにより、様々なバリエィションを実現し自由な空間を作り上げるという画期的なもので、各審査員の評価が最も高かった。また、廃墟や高速道路の下の空間にパーラーを配置した『Metropolitan PP Steam』や、パーラーを闘技場として捉えた『パチンコ・コロシアム』などユニークなデザインの作品が受賞した。
笈川誠特別審査員は、「選ばれた作品は自然環境、エコロジー、遊休地の活用などか共通のキーワードとしてあり、いずれも都市のインフラとして大きい機能を果たしている。一方でパチンコの概念を変えるようなアイデアが生まれ、パチンコ、スロットの概念に限定されない大きな空間デザインが生まれ、業界が活性化することを期待したい」と総評した。
《金賞》(賞金100万円)
・TRIANGLE-BOX(畑友洋)
《銀賞》(賞金50万円)
・共創ホール(越出匡人)
・Metropolitan PP Steam(佐々木トヲル、西村一宏)
《銅賞》(賞金10万円)
・パチンコ・コロシアム(中島俊明、浦木拓也)
・24角形の円すい形ホール(川上弘)
・PACHINKO THEATER(高橋喜人)
・UNDER THE CITY(石井敢歩)
・無時無刻(洪水健倫ほか)