メーカーの第1四半期、サミー以外は苦戦!?

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 上場する遊技機メーカーの来年3月期決算の第1四半期に関する業績概況が出そろった。

 サミーは、好調の『北斗の拳』が第1四半期だけで16万9000台を販売、パチスロ機全体では23万4000台に達し、売上高は連結で1097億2300万円(前年同期比304%増)、本業の儲けを示す営業利益は406億9400万円(同494.5%増)を計上した。パチンコ機の販売台数も当初計画を上回る8万8000台となった。

 SANKYOは、前年同期比でパチンコ機の販売部門が低調に推移したことから、連結売上高は253億6100万円(同38.6%減)、営業利益は49億8400万円(同61.6%減)にとどまった。うちパチスロ機部門はビスティブランドの『フィーバー夏祭り』を中心に17億9200万円の売上を計上。なお好評が伝えられるパチンコ新機種『フィーバーネオクィーン』やSANKYOブランド初のパチスロ機『ボンバーパワフル』は第2四半期に持ち越されている。

 アルゼは、業界初となった全面液晶パチンコ機『CR雀帝倶楽部』の製造過程で液晶部品を始めとする主要パーツ供給に問題が生じたため、同機の納品が第2四半期にずれ込んだ点を報告。またパチスロ機についても販売戦略上の理由から敢えて新機種の投入を見送ったことを明らかにし、第1四半期の販売台数はパチスロ機は1万5199台、パチンコ機は1292台と報告。連結売上高は128億8300万円(同63.5%減)、営業利益は8億6600万円の赤字を計上した。

 タイヨーエレックは、非連結売上高が前年同期比22.5%減の22億5200万円、営業利益は6億2600万円の赤字を、大手商社のフィールズは連結で売上高170億400万円(同25.4%減)、営業利益は18億2000万円(同56.7%減)を計上した。

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