全日遊連、『雀帝』遅延問題で補償要求か?

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 過去最大の20インチ液晶を搭載したパチンコ機『CR雀帝倶楽部AW』(ミズホ)の納期遅延問題をめぐって全日遊連は7月20日、製造元の(株)ミズホの親会社であるアルゼ(株)に対し、補償に応じる考えがあるかどうか明確な回答を求める文書を送付していたことが『グリーンべると』の取材で分かった。

 補償の対象は、当初の納期日(6月20日)にあわせて進めていた新装開店のための準備費用で、(1)広告代(DM代、チラシ代等)、(2)申請証紙代、(3)行政書士の書類作成手数料などとなっている。

 また、今回の取引が代金前払いの条件が付されていたが、遅延を理由に取引をキャンセルした一部店舗に払い済の代金が返還されていないケースが確認されたため、同文書には代金返還に応じる考えがあるかどうかも明記。2 週間以内に文書で回答するよう要求している。

 今回の納期遅延は20インチ液晶本体の納期遅延が原因だった。それがアルゼ側から全日遊連に通知されたのは6月16日のことだったが、これに全日遊連は説明責任が十分に果たされているとは言えないと強く反発。同社側に「再考のお願い」と題した文書を発出する一方、一週間後の6月25日から組合員専用のホームページ上でアンケートを実施。実態把握に努めていた。

 アンケートは7月16日で打ち切り、最終報告書にまとめられたが、これには、購入したが納入が遅れた場合および納期遅延により売買契約書を解除した場合のいずれに関しても、先の各項目について損害賠償請求は可能という同連合会顧問弁護士のアドバイスも添えられている。

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