7月30日に(財)社会経済生産性本部が発表した「レジャー白書2004」によると、平成15年のパチンコ(パチスロ)参加人口は1740万人となり、前年の2170万人から大幅に減少した。1740万人は過去10年で最低の数値。
パチンコの参加人口は平成7年の2900万人をピークに、社会的不適合機の撤去や国内景気の低迷、レジャーの多様化など内外の要因により年々減少。近年はとくにパチンコ機の画一化やパチスロ機の遊技の複雑さ、射幸性の向上などによりライトユーザーの減少が指摘されていた。
一方、平成15年のパチンコへの年間平均活動回数は前年の25.5回から26.8回に、年間平均費用は前年の10万7000円から11万2000円にいずれも増加。全体的な参加人口が減少するなかで、パチンコファンのマニア化が浮き彫りとなった。
平成15年のパチンコ業界の市場規模(貸玉料・貸メダル料)は29兆6340億円となり、前年比で1.4%増加した。