セガサミーホールディングスの2005年第1四半期の業績(連結)は、売上高1005億2800万円、営業利益175億9200万円、経常利益170億9200億円となった。同期は、ロデオブランドのパチスロ機『オニムシャ3』や人気パチンコ機『海物語』のタイアップした『パチスロ海物語』などが好調で、パチスロ機全体で15万3000台を販売した。パチンコ機では、新筐体第1弾の『CRチョロQ』が2万5000台の販売となった。同期業績の対前年比は昨年10月にセガとサミーが統合してから初の第1四半期の業績となるため発表されていないが、同社では「概ね計画どおりに推移している」としている。
SANKYOの同期業績(連結)は、売上高441億8800万円(前年同期比74.2%増)、営業利益149億6800万円(同200.3%増)、経常利益160億2100万円(同165.9%)となった。同期間中は、新規パチスロ機の市場投入はなかったものの、パチンコ機の『CRフィーバー湯けむり紀行』や『CRフィーバー宝船』など発表した新機種4シリーズが好評。また昨年12月に発売した『CR新世紀エヴァンゲリオン』がロングヒットとなり、業績は堅調に推移した。
平和の同期業績(連結)は、売上高191億9100万円、営業利益27億5200万円、経常利益21億9100万円となった。主力のパチンコ事業では、3月に『CRドロンジョにおまかせ』、5月に『CRサバンナキング』の2シリーズを中心に販売、パチスロ事業では自社開発機第1弾となる『雷蔵伝』を4月に発売した。
アルゼの同期業績(連結)は、売上高114億478万円(同10.9%減)、営業損益18億9000万円、経常損益30億2600万円となり、厳しい結果となった。主力となるパチスロ事業では、新要件パチスロ機の適合ができず、販売機種は『ゴールドXR』のみとなり、パチンコ事業でも新機種『CRパワーゴットゲーム』の販売開始が当初計画より遅れたため、売上げ計画を大きく下回った。
タイヨーエレックの同期業績(非連結)は、売上高78億6900万円(同249.3%増)、営業利益7億9900万円、経常利益7億9700万円となった。アニメキャラクターとタイアップしたパチンコ新機種『CRシンデレラボーイ』の販売が順調に推移した。