JSMは、スポーツイベントの企画、立案、実施、放映権販売のほか、著作権、商標権等ライセンスの取得及び実施権の付与を主な事業とする会社。昨年12月決算時の売上高は32億6600万円を計上していたが、フィールズとJSMは今回、JSMの発行済株式総数2万4000株のうち65%にあたる1万5600株をフィールズが取得することで合意。またJSMとの合併が発表された子会社2社は、いずれもスポーツ分野で事業を展開する企業で、PMは広告宣伝に関する代理業務等ならびに版権(商品化権)コンテンツの獲得、芸能およびスポーツマネジメントを展開、TWOはスポーツジムを経営していた。
今回の株式取得および合併はスポーツ・エンタテインメント事業の拡大強化とスポーツビジネス市場のニッチ市場創出を目指すもの。スポーツコンテンツの価値が世界的に注目される中、スポーツコンテンツに関するパチンコやパチスロ、ゲームなどへのプロバイダ事業にとどまらず、スポーツ市場により積極的に進出することで、新たなビジネスチャンスを探り当てたい方針だ。
また、フィールズは6月29日に企業価値増大を目的とした組織変更を発表。従来の経営企画室を経営企画室とIR広報室に分離したほか、開発本部をパチンコ・パチスロ開発担当のPS開発部、遊技機以外の商品を展開する商品企画部、版権供給を行うライセンス事業部の3部体制を構築した。また営業体制では、営業本部内の地域ブロックに北関東ブロックを新設し、さらに従来プロダクト開発部内にあったプロダクトプロモーション部を営業本部内に移行、新たに販売促進部として設置した。