大和工業製の『CRチューリップ物語IV』の初期ロットに、型式試験時とは違った「玉送りケース」(上皿の内側に付いているケース)が使用されていたことが明らかになった。同社と行政側が対応策の検討に入っている模様だ。
大和工業側の説明によると、型式試験時に使用されたケースの染色は「白」だったが、初期ロット分については「半透明」だったことが判明。所轄警察署の指摘で明らかになったとしている。また、この対応策として同社側は当初、変更届けでの対応を想定。しかしその後、行政サイドから変更承認に該当するとの指摘を受けたことも問題を複雑にしている気配だ。
さらに同機をめぐっては本体を開けるときに「鍵が回しづらい」という問題が発生。これについても同社では変更届での対応を考えていたが、「玉送りケース」の問題が明るみに出たことで、この件についても一旦白紙に戻され、対応策が検討されているという。
同機をめぐっては玉の発射にバラツキが出ていたことも指摘されていた。