PTBは昨年2月、社員企業4社の出資で設立。4社はダイナム、ダイエー観光(現・夢コーポレーション)、TRY&TRUST、ニラクと、いずれもパチンコパーラー企業で、現在までに7社に拡大している。設立後に加盟したパーラー企業はマルハン、正栄プロジェクト、ピーアークホールディングスの3社。
社員企業7社の監視調査は今年10月までにすべて終了。会見では7社の評価結果(格付)が上場企業トップ300社とほぼ同等の水準に達していたことが明らかにされた。
監視調査は10分類125項目に及ぶもので、とくに「オーナーの暴走を防ぐため」(大久保委員)の各種チェック機能の整備状況や各種法令に対する遵守体制等が厳しくチェックしたという。分類ごとに「AAA」(AAに加えて周囲の環境変化をダイナミックに反映し、常に改善を図った結果、他社の模範となるべきレベルに達している)〜「─」(評価不能)まで8段階評価で格付が行われる仕組みで、同日は各分類別の7社平均格付が次のように示された。
(1)ガバナンス体制(17項目)「A」
(2)経営者による基本的姿勢(10項目)「BB」
(3)基本的フレームワーク(組織運営の明確や職務権限・分掌規程の明確化など)の整備状況(19項目)「BB」
(4)財務プロセス体制の整備状況(16項目)「A」
(5)反社会的勢力への対応状況(7項目)「A」
(6)社会的要請(ネオン、看板など地域社会への配慮や宣伝広告ガイドライン)への対応状況(13項目)「BB」
(7)法令遵守体制(個人情報保護法、廃棄物処理法、独占禁止法、不正競争防止法、知的財産法、消防法、食品衛生法などの重要法規に対する遵守体制など8項目)「BB」
(8)法令遵守体制(風適法6項目)「BB」
(9)法令遵守体制(労働法24項目)「BB」
(10)内部監査体制の構築状況(5項目)「A」