このサービスの名称は「パーラー・サポート・クレジット」(PSC)。支払い条件に最大で24回手形を提案するもので、これまで一般的だった6回手形に比べ月々の支払い負担を大きく軽減している点が特徴だ。
サービスの対象となるのはオリンピア製の分離式筐体が使用される各社ブランドのパチスロ5号機。11月以降の発売分から適用される。
同日の会見の説明によると、台当たり36万円の新台を24回手形で購入した場合、月額の支払いは1万5000円。仮に3ヶ月後に分離筐体の回胴部の交換による入替を行う場合、新規支払い分を同じように24回手形にすると、新たに1万円の月額払いが追加されるだけで済まされるという。
4社を代表して説明に当たったオリンピアの兼次民喜副社長は、「このシステムを活用した場合、たとえば年間4回の入替をするとしても、月々の支払いは最大でも4万5000円(1万5000円+1万円+1万円+1万円)にとどめることができる。我々はこのシステムを構築するに当たり、一日台当たりの粗利益を3000円とかなり低い水準を想定している。これを1ヶ月で見ると、3000円×30日で9万円という月額粗利が算出されるが、ここから手形支払い分の4万5000円を差し引いても残る4万5000円の範囲内で人件費や諸費用を十分に賄った上に利益もきちんと出せる仕組みになっている」と補足した。
なお回胴部の入替は同一ブランド間でのみ可能となっており、他ブランドとのクロス入替はできないことになっている。
会見には、オリンピアの兼次副社長のほか、同社の嶺井勝也社長、平和の平野征宏取締本部長、フィールズの秋山清晴常務、オーイズミの大泉秀治専務が出席した。