マルハンの従業員有志により組織された労働組合の正式名称は「UIゼンセン同盟マルハンユニオン」(設立日/9月28日、佐谷友巳中央執行委員長)。全国200店舗(10月中旬現在)の店長、役職者、パート・アルバイト(1年以上の雇用で社会保険加盟者)、本社社員など、課長職以上を含まない従業員のうち約4500人(全従業員の約53%)が組合員として名を連ねた。
躍進大会の冒頭、マルハンユニオンの佐谷中央執行委員長は「マルハンは来年で設立50周年を迎えるが、始めの40年で約40店舗を出店し、残りのわずか10年で約160店舗を出店した。しかし、これだけ急速に組織が拡大したことで、大小さまざまな問題、課題が生まれているのも事実。マルハンがさらなる発展を実現するためには、現場の声をダイレクトに経営側に伝える仕組みづくりが重要だった」と組合設立の目的を語った。
また、マルハンの韓昌祐会長は「今日はマルハンの歴史のなかで節目となる日。2010年の売上5兆円達成というビジョンに向かって、共に歩むパートナーになってほしいと思っている。やはり会社は社員あってのもの。組合を通じてどんな細かい問題でもどんどん意見を述べてほしい。我々経営側としても、すべての要求に応える気持ちを持っている」と述べ、組合設立を祝福した。
当日は来賓としてマルハンユニオンの上部団体である「UIゼンセン同盟」から橋本和秀副書記長も来場し、祝辞を述べていた。「UIゼンセン同盟」(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟の総称)は、国民生活に関連する様々な産業の労働者約95万人で構成される国内最大の産業別組織。
【マルハンユニオン役員】
中央執行委員長 佐谷友巳
中央執行副委員長 内納士郎
〃 藤間英樹
〃 佐野健文
中央執行書記長 松岡栄之
中央執行書記次長 中野 満(敬称略)