熱海で観光客対象としたカジノパーティ

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 将来的なカジノ合法化を見据え、静岡県熱海市でカジノ誘致活動をおこなう熱海・カジノ誘致協議会(森田金清会長)は9月16日夜、市内のホテルニューアカオで「模擬カジノパーティ」を開催した。

 このイベントは、9月16〜18日、24日にわたり熱海市で開かれる「熱海国際交流フェスタ2006」のさまざまな催し物のひとつとして実施されたもの。2年前から毎年開催されており、今回で3回目となった。

 主催者挨拶で誘致協議会の森田会長は「日本は観光振興に力を入れなければならないのは明らか。熱海の周辺には富士山、箱根をはじめとした有力な観光資源がある。こうしたすでにある資源とカジノを組み合わせるかたちで誘致が実現すれば、大きなトライアングルとして観光の発展に寄与するものと考えている」とカジノの必要性を改めて訴えた。

 一方、このイベントには例年カジノ推進派の自民党国会議員が応援に駆け付けていたが、熱海市では9月10日に市長選挙がおこなわれ、カジノ誘致を公約に掲げていた現職の川口市雄市長が落選。新市長に元民主党国会議員秘書の斉藤栄氏が初当選したことで、国会議員の姿はなかった。ただ、イベントに姿を見せた斉藤新市長は「熱海は沢山の可能性を抱えた街であり、カジノもその大きな要素のひとつ。しかし、まだまだカジノは一般国民に十分に知られていないため、今日は存分にゲームを楽しんでいただき、カジノの理解を深めてほしい」と述べ、今後も自治体として「カジノ推進」を継続していく方針を示唆した。

 カジノパーティは、熱海の街並みが一望できるホテルニューアカオの大広間・サロンド錦鱗を会場に、ルーレット、ブラックジャック、バカラ、ビックシックスなどのテーブルゲームを設置し、日本カジノスクール卒業生がディーラーを担当。集まった観光客らは、ドリンクを片手に思い思いのゲームを楽しんだ。

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