井置理事長は懇親会での冒頭、「先程行われた警察庁の御講話においても2つの根幹についてのお話を賜った。将来を見据え、遊技機メーカーとしてセキュリティを優先し、不正改造されにくい、わかりやすくバラエティに富んだ遊べる遊技機を提供し、ライトユーザーやオールドファンを掘り起こしてファンの拡大を図っていきたい。また、遊技産業健全化推進機構については、その成果が期待されているところだが、業界から不正を一掃するため、全面的に実行していきたい」と挨拶を述べ、(1)安心して遊べる遊技機と多種多様な遊技機の開発・製造、(2)遊技産業健全化推進機構への全面協力と不正改造されにくい遊技機の提供、(3)リサイクル事業の拡大と使用済み遊技機の円滑な回収、リサイクルの推進の3点を重点項目として掲げた。
来賓祝辞では警察庁生活環境課・大塚祥央課長補佐が、「風営法施行規則等の経過措置の期間も残すところあと1年余りとなったが、市場の現状を見ると、新基準を満たしているパチンコ遊技機は順調に設置されているが、依然としてヘビーファン向けの射倖性の高い遊技機が多く射倖性を抑えた時間消費型の遊技機の導入は必ずしも充分でないように見受けられる。健全な大衆娯楽として国民から評価されるため、規則改正の主旨を充分に理解して射倖性を抑えた遊技性のある遊べる遊技機の開発に尽力するようお願い申し上げる」と述べ、「わかり易くて面白く、不正改造されにくい、しかも安い」という4点を盛り込んだ機械の提供を組合員に要請した。