パチンコ依存症問題に取組む第三者機関が設立

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 全日本遊技事業協同組合連合会(原田實理事長)は2月23日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門にて、ぱちんこ依存問題相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」の設立記者会見を開催。会見には全日遊連の原田理事長、磯敬夫専務理事、同ぱちんこ依存問題研究会から米田義一座長、力武一郎副座長、三橋達雄アドバイザー(カイラス遊技問題研究所代表取締役)、リカバリーサポート・ネットワークの運営委員を代表して西村直之同代表、安高真弓委員、稲村厚委員が出席した。

 全日遊連では2003年に依存症の実態把握のため組合員及び来店顧客向けのアンケート調査を実施、結果報告書としてまとめ、その中で、有効回答数5600人の内約30%が「パチンコ依存症だと思ったことがある」との回答があったことに加え、幼児の車内放置や借金問題など社会問題化している現状を踏まえて、04年にぱちんこ依存問題研究会の前身である依存症研究会を発足させた。研究会では18回に及ぶ会議の結果、薬物依存問題をサポートする西村氏の提案で、ぱちんこ依存問題相談機関の設立を昨年7月の全国理事会で決議していた。

 リカバリーサポート・ネットワークは今後、利用者と家族のサポート(電話によるホットラインの開設、有用な情報の提供、フォーラムや家族教室等の企画・開催)、人材育成(相談員養成システムの構築、問題解決支援者の育成・研修)、社会資源ネットワーク化と育成支援、情報発信・啓発・広報(ニュースレター等による情報配信・啓蒙、研究・啓発活動等の成果発表及び広報、メディア・学会への情報公開)、調査・研究(各種プログラムの開発・実施・テキストや書籍の出版)、遊技提供者のサポート(問題発生時の対応支援・防止対策の作成・提言、スタッフ研修プログラムの作成・実施・提供)、以上のサービスをもって依存症問題に取り組んでいく。

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