1 月12日付読売新聞電子版は、政府関係筋の情報として警視庁の奥村萬壽雄(ますお)警視総監(58)が近く勇退し、後任の第85代警視総監に伊藤哲朗・警察大学校長(57)が就任する見通しとなったことを伝えている。伊藤学校長は主に警備・公安、生活安全畑の出身。
奥村総監は04年1 月に就任。東京の治安を92年当時の水準に戻すことを目指した警視庁の「治安回復3 年計画」(03〜05年)の陣頭指揮にあたったほか、指定重点犯罪(強盗、侵入窃盗、ひったくり、性犯罪)の05年の総認知件数を92年の水準より2 割近く減らした功績があった。