フィールズ社長交代、山本氏は会長へ

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 遊技機販売商社のフィールズ(山本英俊社長)は5月25日、同日開かれた取締役会において、同社の代表取締役社長に大屋高志執行役員(社長室)を昇格させるトップ人事の異動を発表した。山本社長は代表取締役会長に就任する。6月27日に開催予定の同社株主総会で正式に決定する予定だ。

 同社は、パチンコ、パチスロ機に関する企画立案から販促プロモーション活動まで一貫体制を整える業界唯一の販売商社。大手遊技機メーカーのSANKYOならびにサミーとは総発売元として提携関係を結んでいる。またその一方では多様化するエンタテインメント産業全体の構造変化を予見し、広くエンタテインメントという観点から、ゲーム、映画、アニメ、モバイル、スポーツ・マーケティングに至るまで各分野で活躍する企業を傘下に収めてきたが、今回のトップの異動は、こうした取り組みに一定の成果が見えてきたことを受けたもので、山本社長は今後、グループ経営全般に比重を高めることになる。ニュースリリースによるとグループを統括する持ち株会社化も視野に入れている模様だ。

 新社長に就任予定の大屋執行役員は日本勧業角丸証券、ドイツ証券を経て今年4月に同社に入社していたが、この間、約20年にわたりパチンコ業界やゲーム業界、IT業界を中心に証券アナリストとして活躍。各種アナリストランキングでも第1位に輝いた実績を持っている。

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