ネット上から景品が選べる『えらブー』

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 パチンコパーラー向けに端玉景品やイベント景品を提供している(株)アレックス(東京都荒川区・上野誠社長)は2月9日、同社で記者会見を開き、インターネット景品システム『えらブー』を発表した。

 同システムは、インターネット上のサイトに500種類以上のパチンコ景品を用意、この画面を通じて賞品を選んでもらい、お客本人の自宅に後日直送するというもの。地方自治体の協力を得て入手困難な地域の名産品を中心に品ぞろえを図っている点も注目される。

 システムはPC本体、タッチパネルモニター、レシート・プリンター、バーコードリーダーで構成。これらハードはアレックス社から一括納品されるが、システム導入にハード自体の購入を求めない代わりに、月額13万円の端玉景品の購入を求めているのが特徴で、同社ではシステム導入にあたっての経済的な負担軽減に配慮するとともに、その代金の一部を継続的に(財)交通遺児育英会に寄付する方針だ。システムの設置スペースはB3サイズ(364ミリ×515ミリ)。

 システムの大まかな利用フローは、(1)タッチパネルモニターで賞品を選定(発注レシート発行)→(2)計数レシートとともに発注レシートをカウンターに提示→(3)景品POSにて獲得出玉(コイン)から発注賞品の交換個(枚数)数の減算処理を受ける、というもの。実際の発注は減算処理後にバーコードリーダーで発注レシートを読み取った時点で発生する仕組みで、この作業は店側が行う。なお賞品選定時には会員IDとパスワードの入力が必要とされる。

 すでに3店舗にシステム導入が決まっており、近く数10店舗への導入が見込まれることも明らかにされた。

 なお、昨年12月18日、パーラー5団体(全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSA)は賞品の充実した取りそろえについて、今年6月末までに「4品目200種類」以上の現物陳列を決議。年内には「5品目500種類以上」までさらにアイテムを増やす方針を決めていたが、「5品目500種類」の陳列方法について決議では、半数の250種類まではカタログ賞品やコンピュータ画面表示による代用陳列の算入を認める方針を示していた。

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