パチンコ機メーカーの団体である日本遊技機工業組合では、2009年4月から午前5時〜同9時と、午後5時〜同9時の間、遊技機関連のテレビCMを自粛することを決めた。
同自粛はパチンコ機のCMが近年増加していることに対し「子どもが見ている時間帯にふさわしくない」といった批判が視聴者から高まっていることを受けたもの。日工組によると、同自粛の決議をパチスロ機メーカー団体の日電協にも文書で通達、理解を求めているという。
読売新聞によると、在京キー局5局でのパチンコ関連CMの年間放送回数は04年2066回から07年1万3151回(CM総合研究所調べ)にまで急増。今年は1〜10月だけで1万6443回に上っているという。遊技機関連のCMを巡り今年4月、放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の青少年委員会でも問題視する声が上がっていたという。