開講式で早稲田大学理工学術院・大野高裕教授は「厳しい経営のなか、目先の利益を追求しがちだが、パチンコ産業が本当に社会に根付き、なくてはならない存在となるためには、5年、10年先の産業のことを思うことが重要だ。それを裏打ちするためには、きちんとした経営をおこなうことが大事。今回、10回にわたり受講されるが、様々な側面において企業経営を考え直してもらうことをお願いしたい。経営といっても対お客、対従業員、対地域など様々な側面がある。頭を切りかえて、新たな発想を得て、将来に向けての肥やしにしてもらいたい」などと語った。
なお、同講座は都遊協青年部会が2002年から産学共同事業として毎年、開催しているもの。今期からは日遊協との共催となり、来年度からは日遊協へと移管される予定。
■08年サービスマネジメント講座カリキュラム
第1回/依存症と現代社会(加藤諦三・早稲田大学名誉教授)
第2回/サービスビジネスにおける問題発見・解決手法(田畑智章・東京富士大学准教授)
第3回/確率論入門(永田靖・早稲田大学教授)
第4回/どうしたら企業価値は高まるか(渡辺康夫・早稲田大学教授)
第5回/サービスビジネスの財務分析(大野高裕・早稲田大学教授)
第6回/パチンコ店における人材管理と組織活性化(山下洋史・明治大学教授)
第7回/風営法をめぐる近時の問題状況(田村達久・早稲田大学教授)
第8回/サービスマネジメント概論(平野宏・(株)エンタテイメントビジネス総合研究所会長
第9回/ファイナンス(渡辺博文・早稲田大学大学院講師)
第10回/パチンコ業界の競争ステージの変化と新しいマーケティング(永井猛・早稲田大学教授)