奈良市出店問題は起訴猶予処分に

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 JR奈良駅前のパチンコ店の出店を巡り、奈良市条例違反の容疑で今年3月10日に書類送検されていたアンダーツリーと同社社長が7月31日に起訴猶予処分となっていた。8月14日付の奈良新聞電子版が報じた。

 この問題は、福祉施設から半径100メートル以内への出店を規制する奈良県条例をクリアしていたアンダーツリーの「キコーナJR奈良駅前店」に対して、奈良市が市条例の同200メートル以内の出店規制に違反するとして今年1月17日に奈良署に刑事告発していたもの。

 市側は、建築基準法上の問題はないとして建築許可をおろしていた一方で、市条例には抵触するとして刑事告発したほか、奈良地裁へ工事禁止の仮処分を申し立てるなど一貫して建設中止を訴えていた。

 一方のアンダーツリー側では、県条例より厳しい市条例は「上乗せ規制」にあたると主張していた。

 今回、市側の告発が起訴猶予処分となったことでアンダーツリー側の主張が認められた恰好だ。「キコーナJR奈良駅前店」は8月20日にオープンしている。

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