講演に先駆けて同社の峰梅次郎社長は「業界では9月から11月が非常に厳しい。特に今年は1円パチンコや5円スロットなど低貸玉営業が普及している一方で、ハイスペックの機種がどんどん出ており、業界全体がどこへ向かっているのか先が見えない状況。今日のセミナーで、今後を切り開くヒントを一つでも持ち帰って自店営業に活かしてほしい」と述べた。
第一部のPOKKA吉田氏は、今年3月に遊技機規則の解釈が緩和された点に着目。その中で、08年〜09年の遊技機のトレンドについては、パチンコ機が連続予告演出、パチスロ機がRTを駆使した性能が注目できると語った。また5号機は「今より悪くなることは絶対にない。もし悪くなればそれは規制の問題ではなく、メーカーの能力の問題」と語り、解釈緩和によるメーカーの開発の奮起を期待した。
第二部の窪田氏は、機種選定とレイアウトの考え方を中心に講演した。遊技機における「機種」と「機械」を明確に区別するよう促したほか、機種分類も抽象的に「マックス」や「ミドル」と分類するのではなく、大当たり初期確率と確変突入率を基により細かく区分することを勧めた。また、初期投資にいくら使用する機種かを遊技客の視点で把握した上で、どの機種を主力商品とするか等を検討すべきと訴えた。