会の冒頭では平澤発起人が同会の趣旨、概要に触れたほか、(株)山水・福地光営業本部長が今回のテーマ、「現場活動報告から店舗力向上のヒントを学ぶ」の趣旨について、店舗の内外を問わないイズム実践の浸透に向けた取り組み、経費削減と地域貢献を絡めた活動といった現場サイトからの報告が主題であると説明した。
このあとはテーマごとの報告に移り、まず、「集客につながる!人材育成につながる!イズムの浸透実践」として(株)山水・SFC委員会の中里昌弘氏が、スタッフの実践した感動の行動をいかに讃え、事例を共有するかについて説明。「感動の接客、エピソードがスタッフを育て、人間としての成長、ホスピタリティ精神の向上を促す。その実践に企業規模などは関係なく、まずは行ってみることが大切」等と述べた。続く「Wエコ(エコロジーとエコノミー)の実践と地域貢献」では中里氏に加え(株)山水・コスト最適化チーム・湯川和彦氏が、消費電力削減を経費削減、CO2削減にとどめず、地域貢献へと結びつけていった過程を報告。こうした活動により「地域に必要とされることで、潰されない店舗を作る。これが我々の生き残る術だと改めて実感した」という。
会場には前回のセミナーで登壇した篠原菊紀教授も来場、2件の報告を受け、「人は社会的な生き物であり、『世のため、人のため』という思いはモチベーションアップに向けた最良のツール。相手を思いやり、気が付けば実践するというトレーニングは非常に合理性のあること」などとコメントした。