(株)アイランド(本社/山形県山形市・権純島社長)が7月14日までに、東京地裁へ民事再生法の適用を申請していたことがわかった。同日付で帝国データバンクウェブサイトが報じている。
同社は1994年3月に設立し、山形県と栃木県を中心にパーラー《ISLAND》を展開、04年には東京・秋葉原のドンキホーテなどがテナントとして入るビル内に《ISLAND秋葉原店》をオープンするなど話題を呼んだ。
帝国データバンクによると、同社の07年6月期は年収約560億4100万円で、山形県内では第2位のパーラー経営企業に成長していたという。しかし、昨今のパチンコ業界に対する金融機関の貸し渋りや人気機種の大量導入などにより資金繰りがひっ迫。07年12月には経営再建計画方針を提示し、08年1月に金融機関などに説明会を開催したが、支払い条件の変更や手形のジャンプなどの要請に承諾を得られず今回の措置となった。
負債総額は約71億2000万円にのぼる。