売上を集計するホールコンピュータを操作して2006年までの3年間で計約12億円の所得を隠し、法人税計約3億8000万円を脱税した法人税法違反の疑いで、3月27日、岐阜県を中心にパチスロ店を展開するWINグループの3社が名古屋国税局から岐阜地検に告発された。3月28日付読売新聞電子版が報じた。
告発された3社は、パチスロ経営会社の「WINDOM」「エスパーク」と経営コンサルタント会社の「ウインズ」。追徴課税は計5億円とみられるが、すでに修正申告しているという。
報道によると、ホールコンピュータを不正操作して脱税をしていたのはパチスロ経営会社の2社。計約11億4000万円の所得を隠し、法人税計約3億 6000万円を免れていた疑いがもたれている。残る1社はグループ会社の広告などを請負、広告料金などにかかった経費を水増し計上。約6000万円の所得を隠し、法人税約2000万円を脱税していたとみられる。
同グループは愛知県や岐阜県にパチスロ店8店舗を展開している。