P機10ヶ月ぶりに減台、S機の減台幅は最少

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 全日遊連は12月17日、毎月実施している「組合加盟店舗の実態調査結果」の11月末時点における最新状況を発表。加盟店舗について前月比で35店舗少ない1万1690店舗と報告した。

 店舗数は今年4月と8月に純減数が一桁台を示すなど下げ止まりの兆しを見せていた。しかし秋に入ると底割れの様相を強め、9月から11月の純減店舗数は「15」「23」「32」と上昇傾向に転じている。純減店舗数は廃業店舗数から新規店舗数を差し引いた数値。

 一方、パチンコ機の設置台数が今年1月以来10ヶ月ぶりに前月比で減少していたことも報告されている。減台幅は861台。この結果、11月末時点の設置台数は291万7080台となっている。

 パチンコ機の設置台数は今年2月以降、10月までは9ヶ月連続の増台で推移していた。増台幅も4月の2万5229台を最高に、3月と7月、8月と計3回にわたり1万台超えが見られたが、9月以降は急ブレーキがかかり、10月の増台幅は1405台にまで縮小していた。
 対照的にパチスロは月次の減台幅に改善傾向を強めている。

 パチスロの減台幅は今年5月に調査開始から4回目となる1万台未満への縮小を伴う形で月次最少記録を更新(7283台)。8月(6122台)、9月(6121台)には2ヶ月連続で最少記録を更新していたが、最新統計となる11月ではさらに記録を更新。3505台に減台幅を大きく改善している。設置台数は127万4924台。

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