店舗数は今年4月と8月に純減数が一桁台を示すなど下げ止まりの兆しを見せていた。しかし秋に入ると底割れの様相を強め、9月から11月の純減店舗数は「15」「23」「32」と上昇傾向に転じている。純減店舗数は廃業店舗数から新規店舗数を差し引いた数値。
一方、パチンコ機の設置台数が今年1月以来10ヶ月ぶりに前月比で減少していたことも報告されている。減台幅は861台。この結果、11月末時点の設置台数は291万7080台となっている。
パチンコ機の設置台数は今年2月以降、10月までは9ヶ月連続の増台で推移していた。増台幅も4月の2万5229台を最高に、3月と7月、8月と計3回にわたり1万台超えが見られたが、9月以降は急ブレーキがかかり、10月の増台幅は1405台にまで縮小していた。
対照的にパチスロは月次の減台幅に改善傾向を強めている。
パチスロの減台幅は今年5月に調査開始から4回目となる1万台未満への縮小を伴う形で月次最少記録を更新(7283台)。8月(6122台)、9月(6121台)には2ヶ月連続で最少記録を更新していたが、最新統計となる11月ではさらに記録を更新。3505台に減台幅を大きく改善している。設置台数は127万4924台。