パチンコで必ず勝てる情報を教えるなどと言われ、情報料をだまし取られたとして宮城、岩手、山形、福島の東北4県の男女38名が12月21日、情報サービス会社「KO企画」(東京都新宿区)と同社社長ら5人を相手に、計約8000万円の損害賠償を求める集団訴訟を仙台地裁に起こした。新聞各紙が伝えた。
報道によると、パチンコ必勝法被害の集団訴訟は全国で初という。訴えを起こした男女38名は20〜60代。
同社の手口は、雑誌などに「必勝法無料提供」と広告を掲載し、電話をかけて人を仙台市内の東北支社に呼び出し、支社内に設置したパチンコ台で当たりを出すなどして客を信用させ、1日20万円は勝てるなどのウソをつき、情報料などの名目で金をだまし取る、というもの。
消費生活センターなどから相談を受けた弁護士が被害対策弁護団を9月に結成したという。
なお、同社は報道各社の取材に対して「ノーコメント」としているという。