昨年4月から12月までに東京都消費生活総合センターに寄せられた攻略法詐欺をめぐる相談件数が101件、被害総額は約1億5000万円にのぼっていることが明らかになった。3月10日付朝日新聞など数紙が報じた。
雑誌やインターネットに掲示された広告を見て偽の攻略法をつかまされるこうした攻略法詐欺による都内の被害件数は年々増加傾向にある。過去5年間に同センターに寄せられた相談件数だけでも、04年度41件、05年度121件、06年度87件、07年度119件、今年度08年度は12月までにすでに101件で、「過去5年間で最悪のペース」(同紙)で推移していることもわかった。
同紙の取材に答えて同センターでは、「いったんお金を支払ってしまうと、返金を求めても交渉のテーブルにつかない詐欺的な業者が多い。業者の言いなりにならず、契約する前にセンターなどに相談してほしい」と注意を呼びかけている。