北海道の大手パーラー企業・太陽グループ(札幌市・東原俊郎社長)はこのほど、グループ全体のすべての派遣社員を直接雇用とすることを決定した。
太陽グループはパーラーを中核事業として、シネマコンプレックスやレストラン、保育園などを運営。グループ全体の派遣社員数は約230名で、2月14日以降、正社員またはアルバイトとして順次、直接雇用に移行していく。
同社ではかねてより事業推進の根幹を「人材」と位置づけてきたが、世界的な経済不安を背景として製造業を中心に派遣社員の契約解除などが相次いでいるなか、今回の直接雇用への移行は最善の選択としている。これにより、さらなるサービス向上に繋げたい考えで、「人を活かし、地域とともに歩む姿勢を原点に、一人ひとりの力を集結し、次のステップへ向かう1年にしたい」とコメントしている。