ファーストが民事再生開始、負債総額は10億円

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 パチスロ機メーカーの(株)ファースト(東京都中央区・大島亨社長)は12月25日、東京地裁に民事再生手続開始を申し立て、同日、保全命令を受けた。1月13日、東京商工リサーチの情報に基づき日経BP社電子版が報じた。負債は債権者約100名に対して約10億円。

 報道によると、昨年7月から8月にかけて同社製パチスロ『ザゴルフ-30』に裏ロムによる不正改造容疑が浮上、大島社長はじめ社員数名が逮捕された。これに同社は一貫して関与を全面否定。最終的に嫌疑なしと判断され、9月には全員釈放されていた。だが、嫌疑は晴れたものの、著しいイメージダウンが影響、折からのパチスロ不振も重なり取引が減少。12月1日に資金ショートを起こしていたとしている。

 同社は1999年11月に設立。岡山を本社地として、中・四国地方で遊技機販売会社として足場を築いた。そして05年に本社を東京に移転、茨城県に工場を開設し、パチスロ機メーカーとして07年9月期には年商約15億1300万円をあげていた。

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