セキュリティ対策会社の(株)A・P総研によると、大阪地方裁判所は1月14日、昨年10月に大阪府内のパーラーにおいてゴト器具の「クレ満」(パチスロ機のクレジットを不正に増やす器具)を使用して逮捕されたゴト師に対して、窃盗罪を適用し懲役1年4ヶ月の実刑判決を言い渡した。クレ満ゴトへの実刑判決は全国初となる。今回の地裁判決では、被告が保護観察中だったため、執行猶予が付かなかったもようだ。
これまで、クレ満を使用したゴト師が警察に逮捕されるケースは数多くあったが、ゴト被害を証明し実刑判決が下される例はなかった。今回、A・P総研が警察署よりゴト器具の鑑定依頼を受け、拘留期間内に鑑定書を作成したことによりクレ満による被害が証明されたという。