独自の価値を創出せよ〜第2回知求堂

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 第二営業部の主催する知求堂マーケティングイノベーション、その2回目となるセミナーが10月15日に都内で行われた。

 同質化競争からの脱却、例えば近隣に全国大手チェーンが出店しても共存できる店舗運営を趣旨とし、今回はその核心ともいえるUSP(=Unique Selling Proposition)へのアプローチを模索。

 USPとは「独自の価値」とでも解釈できるもので、言うならば他との差別化を図るための「ウリ」。

 当然、それは相手に選択のキーワードとして認知してもらうことで初めて意味を持つものであり、USPと実際の行動にズレがあるようでは相手に認知されない。また、消費者のニーズに則したUSPを確立させるためには相手を知る=市場調査も重要な意味を持つ。

 今回のセミナーでは齊藤晃一講師が新規店出店のケースを例に、地図情報システムよる離反会員の分布から原因を分析する手法等を解説。また、日高啓太郎講師が遊技業界のフレームをメーカー、ホール、エンドユーザーの相関関係から経営工学的に解説し、自社の事業モデルは顧客にどのような価値を提供するものなのか認識することの重要性を説いた。

 全6回を通じてのグループワークである「実在の地方都市に『もし全国大手チェーンが出店してきたら』という仮定のもと、地元の既存店6店舗を担当し生き残り策を練る」については今回、各店の現時点におけるUSPを発表。これに対し「いかにお金を掛けずに集客するか」が次回までの課題として課された。

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