今年11月に横浜で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に伴う全国一斉の遊技機の入替自粛とは別に、APEC関連の大臣級会合が開かれる地域や、APEC以外に開かれる地元行事を理由に、各県が独自に自粛期間を設定する動きが出ている。
APEC関連の大臣級会合では、6月5、6日に貿易担当大臣会合が開かれる札幌の地元5方面組合(札幌、旭川、釧路、北見、函館)は5月26日から6月8日を自粛期間に設定。6月19、20日にエネルギー大臣会合が開かれる福井では6月の丸1ヶ月間を自粛する。
APEC以外の行事では、6月12、13日の「第30回全国豊かな海づくり大会 ぎふ長良川大会」にあわせて岐阜が5月15日から6月13日まで。沖縄では全国高校総体の開催に伴い6月26日から7月31日まで入替自粛を実施する。
さらに愛知では11月のAPEC首脳会議に加え、10月11〜29日に名古屋で開催される「COP10」(生物多様性条約第10回締約国会議)にあわせて、10月9日から11月21日の入替自粛を予定している。
全日遊連は5月21日に都内で開いた全国理事会で10月1日(金)から11月30日(火)までの2ヶ月間のうち、首脳会議開催日にあたる11月13、14日の両日を必ず挟む形で「最低1ヶ月以上」の自粛を決議。具体的な自粛期間については今後、都府県方面遊協ごとに設定することになっている。