コンピュータ用モニターは、東日本大震災によって発生した生産・販売への影響を最小限に抑えるべく、代替部品への切り替えを進めたことにより、6月以降は正常な状態まで回復したが、前半の販売の落ち込みを挽回できず、売上高は前年同期比8.0%減の163億900万円となっている。また、アミューズメント用モニターは、当初予定の販売台数は達成したものの、前年同期の販売台数には及ばず、売上高は前年同期比19.5%減の78億5200万円となっている。
この結果、グループ全体の第2四半期連結業績は売上高278億6200万円(前年同期比7.7%減)、利益面では売上総利益の減少、アミューズメント用ソフトウェア開発強化のための開発投資の増加等により、販売費及び一般管理費が増加したため、営業利益16億5800万円(同13.6%減)、また急激な円高により為替損益が膨らんだため、経常利益13億5300万円(同26.8%減)、四半期純利益8億1000万円(同32.3%減)で推移している。
なお、同社では第2四半期連結累計期間の連結業績を反映させ、通期業績予想の修正も発表している。平成24年3月期の通期業績予想は以下の通り。
売上高600億円(前年比8.0%減)
営業利益30億円(同41.8%減)
経常利益28億円(同46.8%減)
当期純利益16億円(同54.9%減)