全日遊連が毎月実施している加盟店実態調査で10月末の全国営業店舗数が前月比19店舗少ない1万1318店舗に減少していたことが報告されている。
7月、8月の営業店舗数は、統計を取り始めた2007年1月から初めて2ヶ月連続の前月比増加を記録した。また翌9月も前月比マイナス1店舗にとどまるなど夏以降は底打ち気配を覗かせながら推移していたが、10月は同マイナス19店舗と減少幅が再び拡大した。
今年に入って前月比の減少幅がもっとも大きかったのは東日本大震災が発生した3月のマイナス127店舗。次いで2月のマイナス28店舗。今回のマイナス19店舗はこれに続く今年3番目に大きい減少幅となっている。
一方、遊技機の設置台数は、パチンコは前月比7401台減の287万4831台、パチスロは同5474増の132万554台で推移している。
パチンコは前月9月、4ヶ月ぶりに前月比で増台を記録したが、10月は再び減台に逆戻りとなった格好だ。今年に入ってからの累計減台数は5万2067台となっている。
一方のパチスロは昨年夏の底打ちから東日本大震災が発生した今年3月を除いて増台基調を堅持。今年に入ってからの累計増台数は4万4002台という状況だ。同調査でパチスロ設置台数が132万台を回復するのは2009年4月以来30ヶ月ぶり。