タイヨーエレック、売上増も利益は微減

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 タイヨーエレックは5月13日、平成23年3月期(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)決算短信(非連結)を発表。売上高は前年比10.3%増の266億8800万円と増収を確保したものの、利益面では先行投資となる開発費やパチスロ機の販売増加に伴う販売手数料などの経費が増加したことにより、営業利益は同4.6%減の36億円、経常利益は同3.9%減の36億2800万円、当期純利益は同31.2%減の25億300万円と減益を計上した。

 パチンコ機は当初6シリーズの販売を予定していたが、ブラッシュアップを行うべく『CR沖縄コレクション』の販売を自粛するなどしたため、『CRシンデレラボーイ2〜シンデレラコードを奪還せよ〜』『CRフルメタル・パニック!TSR』『CRサムライチャンプルー2』の3シリーズの販売にとどまり、販売台数は4万5777台(前年比2万6518台減)となった。

 一方、当初4シリーズの販売を予定していたパチスロ機は、販売戦略の見直しにより、『リングにかけろ1〜黄金の日本Jr.編〜』など2シリーズの販売となったが、年間販売台数は当初計画を上回り、販売台数3万6919台(前年比2万5391台増)となっている。

 次期の見通しについて同社では、現在販売中の『CRブラックラグーン』(本年6月発売予定)を含め、パチンコ機6シリーズで8万5000台、パチスロ機4シリーズで2万台の販売を予定。また、完全子会社化によるサミーとの連携強化・セガサミーグループとの一体的な事業運営などから、遊技機市場におけるトップシェアグループ入りを目指すとしており、売上高317億円(前年比18.8%増)、営業利益24億円(同33.3%減)、経常利益24億円(同33.9%減)、当期純利益14億7000万円(同41.3%減)を見込んでいる。

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