感染症防止へ、被災地にマイナスイオン発生器寄贈

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 マイナスイオン大量発生器『イオンメディック オーリラ』をパーラー向けに販売するエイム(東京都台東区・小川佳郎社長)と製造元のGSD(山形県新庄市・長澤通社長)の両社は4月9日、東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県相馬市に同製品32台(約1000万円相当)を寄贈。相馬市役所や市内の避難所など計8カ所を周り、オーリラを設置した。

 今回のオーリラの寄贈はNPO法人・ちいさなアリの手(東京都荒川区・川嶋舟会長)を通して行われたもの。不特定多数の人が出入りする避難所でインフルエンザなどの感染症が蔓延傾向にあることを憂慮し、寄贈することとなった。ちいさなアリの手は、障がい者の社会参加事業を支援する団体として設立された内閣府認証のNPO団体で、今回の震災を受けて相馬市への救援物資の輸送も行っている。

 当日は、エイム・小川社長とGSD・長澤社長など4名が現地を訪れ、相馬市役所で立谷秀清市長と面会。立谷市長からは両社に直筆の御礼状が贈られた。その後、市役所1階の人が多く集まるロビーや、避難所となっている小中学校の体育館などでオーリラの設置作業を順次行った。

 エイムの小川社長は、「オーリラは悪臭を除去するだけでなく、インフルエンザウイルスやノロウイルス等の悪玉菌、さらには問題となっている放射性ヨウ素を不活性化する効果も認められており、避難所にいる被災者の方々の安心に繋がればと考えた。被災者の方々に喜んでいただいて光栄に感じている」などと話している。

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