藤商事は4月15日、今年1月28日に公表した平成23年3月期通期個別業績予想の修正を発表した。
修正後の平成23年3月期通期業績予想は、売上高237億円(前回発表予想277億円)、営業損失5億円(同営業利益5億円)、経常損失4億円(同経常利益6億円)、当期純損失7億5000万円(同当期純利益2億円)。
下方修正の理由について同社では、東日本大震災の影響により、3月下旬に予定していた『CRゲゲゲの鬼太郎 妖怪頂上決戦』の納品を5月上旬に延期したため、同機の売上計上をすべて翌期以降に変更したことを挙げている(なお、現時点での同機の受注は約2万台あり、予定通り5月上旬から納品を開始するとしている)。
また、当期純利益については、一部賃貸不動産の使用目的を変更したことにより、特別損失(減損損失)を計上したこと、繰延税金資産の回収可能性を検討し、その一部の取り崩しを行ったことなども修正の理由に挙げている。
なお、今回の業績予想の修正に伴う期末配当予想の変更はないという。