機構側の説明によると、検査は、機構検査員が持ち込む計数玉皿等で予め玉数を確認する。次に検査対象の計数機に同数の玉を流し込む手順で行われる。この手順で計数機1台につき玉数を変更して3回行われる。例えば1000個、2000個、3000個を計数機に流し、うち1回でも事前に計数した玉数と異なる結果が出た場合は、もう1回同じ手順で再検査が実施される。再検査の結果はそのまま検査チェック表に記載される。
計数が異なっていた場合は、機構側から「計数機修理要請書」がホール側立会者にその場で手渡されるが、とくにマイナス誤差(計数結果が実数より少ない数)が出た場合には遊技客をあざむく詐欺罪につながる恐れがあるため検査員から注意喚起が行われる。検査結果が正常であればホール立会者に「検査終了確認書」が手渡され、後日、機構から当該ホールの代表者宛に「検査結果通知書」が改めて通知される。
事前検査の次に行われる計数検査に際しては、計数機内部に玉が残っていないかどうかを確かめる必要があることから、当該ホールには計数機のホッパー部を開け、レール等の確認作業が求められる。また機構検査員は内部を目視点検、写真撮影も実施される。
検査に使用される玉は実費を支払って検査員がホール側から借りる形。借りた玉について機構は最終的に景品交換するとしている。