藤商事、第3四半期は減収減益。通期も下方修正

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 藤商事は1月28日、平成23年3月期第3四半期(平成22年4月1日〜12月31日)決算短信(非連結)を発表した。

 当第3四半期は、第2四半期に発売した『CR覇王信長』『CRヴァン・ヘルシング ハンティングラッシュ』の2機種に新スペックを加えて継続販売したほか、11月には著名版権とタイアップした『CRジュラシックパークMAX2』を発売。『CRヴァン・ヘルシング ハンティングラッシュ』は受注が順調に推移し、当初計画の販売台数を上回ったが、『CRジュラシックパークMAX2』は入替自粛後に話題性の高い競合機種が市場投入されたことにより、計画台数2万台に対して1万3000台と販売が伸び悩み、累計期間の販売台数は5万9000台(前年同期比38.8%減)で推移していることを明らかにした。

 この結果、第3四半期累計の売上高は190億3300万円(前年同期比29.5%減)、営業利益は8億9000万円(同52.7%減)、経常利益は9億9300万円(同50.4%減)、四半期純利益は5億2000万円(同59.7%減)となっている。

 また、第3四半期決算発表に併せて、昨年10月に公表した平成23年通期個別業績予想の修正も発表。修正後の売上高は277億円(前回発表予想427億円)、営業利益は5億円(同48億円)、経常利益は6億円(同49億円)、当期純利益は2億円(同30億円)。

 修正の理由について同社では、第3四半期における『CRジュラシックパークMAX2』シリーズ、1月発売の『CR新暴れん坊将軍 不死鳥の闇烏』シリーズが当初の想定以上に厳しい商戦を強いられている点や、他社との競合状況などを考慮し、第4四半期に予定していたパチンコ次機種の販売時期を見直したこと、また、当期に販売を予定していたパチスロ機(2機種)についても、スペック面でより市場ニーズに対応した商品性を実現するため、販売時期を翌期に変更したことを挙げている。これにより、通期のパチンコ機の販売台数を計画台数14万3000台に対し、8万7000台、パチスロ機は計画台数3000台に対し、未発売に修正している。

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