昨年12月1日に開かれた4団体代表者懇談会で、島に取り付けるパチンコ機の木枠に統一化を求める要請を全日遊連がパチンコ機メーカー団体の日工組に改めて出していたことがわかった。1月20日に都内で開催された全日遊連の定例会見で報告された。
現在の木枠はメーカーごとにサイズが異なっている。このため他メーカーの機種に入れ替える場合は木枠を新たに作り直す必要があった。しかし年々増大する機械台の経済的負担から全日遊連は木枠統一化をかねてより要望していた。
4団体代表者会議で木枠統一化を申し入れた金本副理事長(機械対策委員会担当)は1月20日の定例会見の席上、「どのメーカーの外枠をベースに統一化を図るのか、また各社工場の生産ラインと統一化に対応するハードルもある。11年度内の実現を強く求めたが、1年では大変に厳しいというのが当日の日工組サイドの回答だった」と述べ、ベースとなる木枠選定をめぐるメーカー間のコンセンサス形成に難航が予想されることを報告した。