NEXUSでは2012年1月に日本赤十字社群馬県支部と災害時協定を結び、有事の際には同社店舗の駐車場をヘリコプターの離着陸場所として提供、支援活動の拠点として活用することとなっている。
搬送訓練は平時より関係各所や地域住民との連携を深めたり、衛星電話の使用訓練を行ったりすることを目的として実施。昨年6月に初めて訓練を実施し今回で3回目となる。
訓練は首都圏直下型地震により支援が要請されたとの想定のもとで実施。当日は午前10時20分頃に群馬県高崎市のNEXUS本社駐車場を離陸した飛行隊のヘリコプター2機が、上里店、熊谷店(埼玉県)、千葉みなと店、浜野店(千葉県)周辺などの状況を視察しつつ、約30分後にD’STATION八千代店(千葉県八千代市)駐車場に着陸。ヘリコプターに同乗した星野正史取締役常務執行役員らから同店の荻野店長に支援物資が手渡された。
星野常務は「ヘリコプターから視察して、千葉みなと店や浜野店が海に近い立地であることを改めて認識した。非常時への備えの重要性を実感している」と感想を述べた。また荻野店長は「普段から訓練を行っているか否かでいざというときに違いが出ると思う」と訓練の重要性を口にした。
支援物資を届けたヘリコプターはこのあとNEXUS本社へ戻り、招待された地元の園児126名が機内への乗機や撮影などを楽しんだ。