初のパチンコ演劇「運と命」が8月下旬に公演

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会見に出席したパチ7編集長(左端)と加藤氏(右端)ら。

 パチンコホールを題材にした初めての演劇「運と命」の発表会見が7月1日、ゲンダイエージェンシー東京支社で行われた。同社が運営するパチンコ・パチスロ情報サイト「パチ7」と、小説や漫画を原作とした公演などを手掛ける「劇団た組。」がコラボレーションした。

 会見にはパチ7編集長、演出家・加藤拓也氏のほか、演出者の長瀬ねん治、森田由美恵、中江友梨、フォンチー、蟹パーティー鈴木の各氏が出席した。

 パチンコ演劇「運と命(めい)」は、パチンコホールの中に喜怒哀楽など様々な神様がいるところに、さらに神様が派遣されてくるところから始まるストーリー。お客さんに神様が取り憑いたり、神様が見えるアルバイトがやってきたりと、笑いありの群像劇となっている。

 「パチ7」と「劇団た組。」がコラボした経緯は、ユーザーからパチ7でやってみたい企画を応募したところ、その中に加藤氏のパチンコ・パチスロの演劇企画があったことがきっかけ。企画を採用した理由についてパチ7編集長は、「パチンコの演劇を誰もやったことがなかったことが第一」と語った。

 加藤氏は、「映画やドラマなど、いろいろな作品にパチンコが登場しているが、(人生の)転落というイメージで使われることが多い。そうしたイメージとは一転した切り口にした。人が不幸せにならないように描かれた作品になったと思う」と見どころを語った。

 出演者の長瀬氏は「お客さんが観にきてよかったと思える演劇にしたい」、森田氏は「パチンコと演劇、かけ離れたものが一つになることが楽しみ」、フォンチー氏は「パチンコの中でこれだけ人情深い人間物語を描けることにびっくり」などと初のパチンコ演劇に期待を寄せた。

 また、中江氏は「私の役は実年齢に近い元気いっぱいの女の子の役。フォンチーさんとの絡みが多い印象」、鈴木氏は「神様の役だが、まだイメージがわかない。いい感じでお客さんを見下したい」と役づくりへの意気込みを語った。

 パチンコ演劇「運と命」は東京・台東区の「浅草ゆめまち劇場」で8月24日(水)から8月28日(日)まで公演される。

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