働きやすい職場へ、女性目線でアイデア提案

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今年度の「女性活躍推進フォーラムin東京」には、14社19名の女性社員が参加。4グループに分かれ、「キャリア・プランニング」と「ワークライフバランス」に関する企画を発表した。

 日本遊技関連事業協会人材育成委員会が主催する「第4回女性活躍推進フォーラムin東京」が1月26日、東京・日本橋三洋グループビルで開催された。

 このフォーラムは、パチンコホール企業等で働く女性社員が全4回参加し、「キャリア・プランニング」と「ワークライフバランス」をテーマに、女性が働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業・業界に向けての企画を考えていくもの。

 今年度最終回となった今回は、4グループがこれまで練り上げてきた企画を発表した。

 キャリア・プランニングに関する企画では、女性社員の定着率を向上させるために入社2年目の女性を対象とした実務カリキュラムや、離職率の改善を数値化し業界全体で職場環境の改善に取組むプログラムが提案された。

 ワークライフバランスに関する企画では、入社3年未満の女性社員を対象とした他法人との交流を図るシェア会の開催企画や、産休・育休からの復帰をサポートする施策が提案された。

 4グループのプレゼンテーションでは、業界企業の離職率や職場環境の現状、課題などが指摘され、それらを改善する女性目線でのアイデアが盛り込まれた。

 各プレゼンに対して、今フォーラムに参加した女性社員の所属企業の総務・人事担当の役職者らが内容の斬新性、現実性、必要性の点から審査。

 その中で、産休・育休からの復帰をサポートする「55プロジェクト」が最優秀に選ばれた。55プロジェクトは、女性社員の離職率を5年後に5%減らすことを目指す企画で、産休・育休制度の伝え方、復職フォローの強化、勤務形態の新制度、3つを実施する内容。勤務形態では、産休・育休中も現場を離れない「週2回(2時間程度)の出勤」など新たな働き方を提案した。

 日遊協人材育成委員会では2015年度から女性活躍推進フォーラムを開催している。

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