パラダイムチェンジにマッチした戦略が重要

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アミュゼクス7月セミナーの模様。

 アミュゼクスアライアンスは7月11日、都内でアミュゼクス7月セミナーを開催した。

 同社が毎月実施している定例セミナー。講師は同社の田守順代表取締役、矢野経済研究所の高橋羊上級研究員、PSプランニングの渥美公一代表取締役が担当した。

 セミナー冒頭では、アミュゼクスアライアンスの田守代表が「規則改正によるマシーンのスペックダウンにより、マシーン集客というものが著しく低下している。そのような中で、集客の重大な要素としていかにマシーン以外の魅力の構築、ブランド化できるかが勝負。新たなパラダイムにマッチした戦略を使って対応できれば顧客に支持されるし、今までと同じようなやり方でミスマッチしてしまうと顧客が離反してしまう。そうした中で生まれるのが『下剋上』。パラダイムチェンジというのは『下剋上』のチャンスでもある」と述べた。

 第1部では「業界情報」について講話が行われた。前半ではまず田守代表が当日警察庁が公表したパブリックコメントについてふれ、規則改正のポイントを解説。その後、6月20日に日遊協の総会内で行われた行政講話の内容をもとに話しを進めたのち、賞品問題について講話を行った。後半での高橋上級研究員による新店情報では「元々、6月は出店が少ないが、今年は例年以上に少なく、新規出店は2店舗だけだった」と述べた。その後は(株)山水が新たに出店した《パチンコ大学B館》をモデル店として、駅周辺の地域の現状などについて話した。

 第2部では渥美代表取締役が講師を務め、冒頭で「商圏調査というのは非常に大事で、100点満点中70点は『商圏や立地』で決まる。また、住民特性もプロファイリング的に掘り下げていかないと失敗してしまう。絶対の成功よりも失敗を少なくしていくことが重要」と述べた。その後、「機械情報」についての講話が行われた。講話の中では規則改正について改めて説明をしたのち、現行の新基準機パチスロのデータをもとに、過去データから見る短命になる可能性がある機種の特徴についてレクチャー。その後、パチンコ・パチスロの新台発売情報や月別稼働データを資料をもとに講話した。

 第3部では、再び田守代表が登壇し、業績アップのための戦略的手法をレクチャーした。

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