善都決算、初の売上高2000億円を達成

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善都本社で開かれた第29期決算報告会。

 愛知県、岐阜県で店舗展開する善都(愛知県豊田市)は4月5日、第29期決算(2015年1月~12月)を発表。売上高は前期比104%の2020億600万円となり、初めて2000億円を突破した。

 営業利益は前期比108%の60億5000万円、経常利益は前期比113%の55億5800万円と、売上高、利益とも前年を上回った。29期中の営業店舗数は23店舗、設置台数は1万9163台(12月末時点)。台当たり売上高は3万2563円で、前年より101円増えた。

 業績については、2014年4月に新規オープンした2100台の旗艦店《名古屋北店》と、同年に全面リニューアルした《猪高店》が好調で、ZENTのブランドイメージの向上などにより、全体の業績の底上げにつながった。

 一方、販管費では、広告宣伝費を前年比97.8%、入替費用を前期比94.1%まで圧縮。販管費合計は前年とほぼ同じ約223億円(前年比100.1%)となっており、出玉での還元を高めた。

 第30期の経営環境について都筑善雄代表取締役は、くぎ問題、遊技機撤去問題、消費税問題などの諸問題に適切に対応していくと強調したほか、「体質改善」「既存店強化」「経費削減」に取り組むと述べた。30期業績については、売上高1750億円、営業利益45億円、経常利益40億円と減収減益を見込んでいる。

 都筑社長は「今期は耐える年。勝ち抜いていくために人材育成に努め、強固な組織づくりが大事になる」と前を見据えた。

 また、決算報告会では4月から新キャンペーンを展開していることを報告。2013年から続けてきた「FLY、ZENT」キャンペーンを一新し、新たに「遊べ、もっと。ZENT」をキャッチコピーに展開していく。

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