なんば・千日前エリアの最新動向

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 大阪の難波・千日前地区の面白さは単に店舗のスケールが大きいだけでなく、四海樓レディースのような女性専用・禁煙パーラーという実験的なコンセプトを実施するパーラーや、全フロアのペアシート設置店舗など、ある意味でパーラーの業態を革新する試みがなされていることだ。もちろん新台競争やイベント合戦においても千日前、道頓堀地区は東京の上野、渋谷地区と並ぶ先端地区であることは言うまでもない。

 今回は同地区の主力8店舗、パンドラ(884台)、マルハンナンバ(1022台)、スロットシアター四海樓(396台)、グランデ(764台)、大東洋なんば(764台)、京一なんば(1833台)、ガイア道頓堀店(1177台)、TOP−ONE(420台)のイベントなどを調査、同地区の特徴を浮き彫りにしたい。

 まず全国的で共通する特徴だがパチスロ機『北斗の拳』の極端な増台が目立つことだ。上記8店舗全てに北斗が導入され、総台数7260台のうち北斗台数は981台と導入比率13.5%となっている。スロットコーナーの半分で北斗が稼働しているといっていい。イベントも新海物語を除けば北斗関連が盛り沢山で「北斗の日設定456」「激動の北斗VS吉宗」「拳王昇天月間」「北斗コロシアム開催」などの看板がファンを誘う。

 一方、交換率は7月までにガイア道頓堀が7.6枚から6枚に動いたことを除けば大きな変化はなくパチンコは42個交換(100円)が大半だ。もっともスロット6枚への動きと同様、大手チェーンが1店舗でも変更すれば、ドミノ効果で地域全体が高価にシフトしていく可能性はある。イベント関連では今年春にオープンしたガイア道頓堀が「グランドオープン100日記念祭」を7月12日から16日に開催、その動きに対抗するようにミナミ地区の四海樓チェーン全店で「四海樓道頓堀リニューアル1周年記念イベント」を実施、マルハンは7月14日より「おかげさまで4周年・激動の7日」をアピール。地元大手チェーン対ガイアという構図が鮮明化している。

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