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改正健康増進法の全面施行は2020年4月1日関心高まる室外への煙流出防止基準2018年7年20日(金)

喫煙専用室の基準に風速0.2m/s以上

 屋内への設置を認めた施設の喫煙専用室の具体的基準について政府は今後有識者の意見を聞きながら決めていく方針だ。もっとも現在までに有力視されるのが「風速0.2m/s以上」だ。喫煙室の外に煙が漏れないように喫煙室内に向かう風速を0.2m/s以上に保つことを求める基準だ。
 この基準自体は2003年5月9日に厚労省から発表された「新たな職場における喫煙対策のためのガイドラインの策定について」に明記されていた。同年5月1日に施行された健康増進法を受けたもので、職場における受動喫煙防止を強化するための設備対策を見直し、新たに明記された3つの基本方針の中のひとつとして「風速0.2m/s以上」が追加された。
 3つの基本方針のひとつ目は、「喫煙室または喫煙コーナー」の設置等を求めていた分煙対策を、受動喫煙の防止に軸足を移すもの。「非喫煙場所にたばこの煙が漏れない喫煙室の設置を推奨する」ことに改めた。二つ目は喫煙室に設置する「有効な喫煙対策機器」をめぐる考え方を「たばこの煙が拡散する前に吸引して屋外に排出する方式」に絞り込む推奨設備の一本化。従来併記していた 「たばこの煙を除去して屋内に排気する方式(空気清浄機)」は「ガス状成分を除去できない問題点がある」ことを理由に削除された。
 「風速0.2m/s以上」は追加項目として最後三つ目の柱に登場していた。喫煙室と非喫煙場所との境界で、たばこの煙の流出を防止する必要な措置として「喫煙室に向かう風速を0.2m/s以上とすること」が追加された。
 つまり15年前に追加された設備対策が、改正法の求める屋内喫煙専用室の基準のひとつに有力視されているわけだ。
 この見方を裏づけるのが、3月9日の閣議決定を受け、厚労省から発表された「健康増進法の一部を改正する法律案(平成30年3月9日閣議決定)概要」の「参考資料」だ。
 この中で厚労省は屋内喫煙専用室のイメージについて現在同省が中小企業事業主に対して実施している「受動喫煙防止対策助成金」の対象喫煙室を例示。すでに「喫煙室の入口で、喫煙室内に向かう風速が0.2m/s以上」が適用されていることに言及していた。
 ただ、高まる嫌煙機運を背景に、屋外排気時の“たばこ臭”に対する苦情リスクも想定される。このためこの点の見直しを含めた新たな追加基準が求められる可能性を指摘する声も聞かれる。「脱臭機」も想定しておく必要があるかもしれない。
 専用喫煙室の設置に伴うパチンコホールへの補助金などの財政支援については現時点までに固まっていない。3月15日に開かれた日遊協の定例会見で、同協会の堀内専務理事は「業界にも適用されるような働きかけは全日遊連とも相談しながらやっていきたい」と発言していた。

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