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認定ホールドで縮小する差別化の範囲問われるパチンコホールの真の価値2017年12年20日(水)

消えない「撤去」への不安定リスク

 日電協の調べによると新基準に該当しないパチスロ機の設置比率は9月末現在で29.3%。目標の30%以下を期限の12月1日を2ヶ月前倒しで達成した。
 しかし問題の核心は置き去りにされたままだ。削減対象の新基準に該当しないものの中でもとくに優先的撤去を決めた高射幸性機が依然として多く残されているからだ。
 9月末現在、設置比率29.3%の新基準に該当しないパチスロの設置台数は49万8,108台。このうち高射幸性機は39万5,339台、じつに79.4%に達している。前月から0.6ポイントの上昇だ。
 じつは高射幸性機比率はじわじわと上昇している(上図参照)。新基準に該当しないものの中でも高射幸性機についてはずっと外されてこなかった。
 11月14日の余暇進秋季セミナーで講話した警察庁保安課の津村課長補佐から高射幸性機の削減に向けた自主的な取り組みの早期決定が求められたのもこのためだ。
 ボールは業界にある。行政は苛立ちを募らせている。

考察! ユーザーの信用バロメータ

 12月5日に開かれた回胴遊商の忘年会。来賓に招かれた日電協の兼次筆頭副理事長(オリンピア)から5.9号機のストック分が申請中も含めて100機種程度準備できる見通しが報告された。「例年の水準からいくと、ざっと1年分。ただし6号機の開発にはどのメーカーも着手できていない」
 入替スパンが短かった従来モデルでは機械代の回収が優先された。だから新台の集客は息切れが早く、固定台への依存度負担を薄められない状況に陥っていた。
 だが入替スパンが延びる今後はこのやり方は通用しない恐れがある。それはパチンコも同様だ。固定台への依存負担はすでに臨界点に達している。
 矢野経済研究所の調べでは新台に対するファンの期待感は6台を境に「期待できる」が「期待できない」を上回る傾向が出ている。6台以上なら設定が期待できるというわけだ。
 入替スパンの延長は回収期間の拡大に重なる。新台効果をきっちりファンに伝えていく新台運用モデル改革が急務だ。

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