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節税対策の国内生命保険を考察黒字の会社こそ要注意!逓増定期保険の落とし穴2016年7年21日(木)

逓増定期保険

 (1)の逓増定期保険はお金の貯まり方のピークがピンポイントできます。ピークは短いと1年、長くて2~3年間しかなく、そのあとは急激に返戻率が下がります。ですから企業はこの限られた間に保険を解約してお金を戻さないと損をしてしまう訳です。

 しかし、この限られた期間が黒字だとどうなるでしょうか? 分かりやすく2008年2月28日より前の全額損金(現在、逓増定期保険は1/2損金)のパターンで解説します。

例:年間1,000万円の保険料、解約返戻金のピーク5年、ピーク時の返戻率95%、保険料は全額損金処理、実効税率32%、会社は保険期間中ずっと黒字とする。

 ピーク時までに支払う金額は、年間1,000万円×5年=5,000万円です。

 その間全額損金処理なので、払わずに繰延べできた税額は、5,000万円×32%=1,600万円。

 ピーク時に貯まっているお金は、5,000万円×95%=4,750万円。

 5年目で解約をし、その際会社が黒字であればこの4,750万円全額に課税がかかります。

 つまり損金計上といっても、決して税金がなくなった訳ではなく、解約時に返戻金が雑収入として戻ってくるので税の繰り延べでしかないのです。

 結局、損得はどうなの?と整理してみると…

1、支払った保険料5,000万円
2、今まで課税されずにいたお金1,600万円
3、戻ってくるお金4,750万円
4、出口(解約時)に課税されるお金1,520万円(4,750万円×32%)

 もし解約時に黒字で、戻ってくるお金に課税がかかると、1,600万円+4,750万円-1,520万円=4,830万円が実質的な手残りになります。


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