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スムーズな事業継承に関する考察経営者家族が相続でつまずくポイントと基本対策2016年4年7日(木)

著者プロフィール/菱田司法書士事務所 司法書士 菱田陽介(ひしだ ようすけ)。東京都大田区出身。明治大学法学部卒。剣道4段。80年前に曾祖父が東京都大田区で創業した司法書士事務所の4代目。事務所は長年にわたり相続、不動産、企業法務を扱う。

 私の事務所がある東京のJR大森駅の駅前には複数のパチンコ店が並び、中には私が子供の頃から変わらず営業を続けている店舗もある。駅での待ち合わせでも西口か東口かより、どのパチンコ店のある方かと言ってくれた方がわかりやすい。そんな老舗パチンコ店に負けじと、当事務所も代を重ねて4代目となった。80数年同じ地域で営業をさせていただくと、自然に相続や借地、不動産という人々の生活に密接した問題を多く扱うことになる。

 今回は相続の中でも、特に経営者に相続が発生した場合にみなさんが頭を悩ませる問題を考えてみたい。

text/菱田司法書士事務所 司法書士 菱田陽介(ひしだ ようすけ)

実際に相続を目前にした人たちが何を望んでいるのか?

 人が亡くなると法律では相続が発生する。これは故人が生前に有していた権利や義務、簡単に言うと預金や不動産等のプラスの財産と、借金や支払債務等のマイナスの財産を誰に引き継がせるかという処理をしなければならない。家族が亡くなるという悲しい出来事が起きるうえに、この相続の処理でさらなるストレスが相続人にかからないよう、なるべくスムーズに相続の処理が進むことが望ましい。

 昨年、相続税の改正があったこともあり世間では相続対策というワードがよく見かけられるようになった。実際に相続を目前にした人たちが何を望んで相談に来られるのか。
 大きく2つに分けてご説明する。

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