入替需要に対応できるよう新規則機開発に邁進

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理事長に再任した筒井公久理事長。

 日本遊技機工業組合は5月29日、総会後の懇親会を開催した。

 懇親会冒頭では同日開催の第59回通常総会で承認された新役員が紹介され、筒井公久理事長が再任されたことが報告された。

 筒井理事長は挨拶で「新規則に対応した遊技機の市場への提供がまだまだ十分ではない状況。新規則が定着していく中で、一刻も早く安心してファンの皆様に遊んでいただける遊技機を提供し、入替需要に対応できるよう総力を挙げていく」と述べた。

 その後、総会決議として「規則改正の趣旨を踏まえた遊技機の販売促進」、「依存問題の具体的施策の着実な実施と強化」、「安心して楽しめる多種多様な遊技機の開発・提供」、「適正管理のためのシステムの開発、普及の促進」、「製造及び流通管理の徹底」の5項目を掲げたことを報告した。

 来賓挨拶では警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長が、改正規則に適合する遊技機が速やかに市場へ流通するため、引き続き遊技機の開発・製造を進めてもらいたいと要請。

 続いて、全日本遊遊技事業協同組合連合会の阿部恭久理事長が挨拶し、「昨日の回胴遊商様の懇親会の後に貴組合の一部の執行部の方と今後の遊技機づくり、遊技環境をどのようにするのかについて話をさせていただいた。こういった話は貴組合と全日遊連との定期的な連絡協議会でも公式に行ってきているが、場所を変えても忌憚のない意見交換ができる関係になっていることは、業界が再度多くのファンに支持される機運を醸成するうえで大変重要なこと」と述べた。

 事業報告では昨年度の証紙発給枚数について、ぱちんこ遊技機が約125万枚(遊技盤約50万枚含む)で前期比約8万枚減、回胴式遊技機約15万枚で前期比約2万枚減と報告された。今年度の目標はぱちんこ遊技機約130万枚、回胴式遊技機が約15万枚としている。

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